出廷要請

最高裁が出廷要請

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(以下引用)

パキスタン最高裁は16日、ザルダリ大統領の汚職疑惑の審理再開について手続きを取ろうとしないギラニ首相に対し、19日に出廷し理由を説明するよう求め た。最高裁は大統領と首相の“解任”も示唆しており、軍事クーデターの噂が流れるほど軍との対立が激化していた政権は、最高裁による“司法クーデター”の 可能性にも直面する状況に陥った。

最高裁はこのままの対応が続けば、ギラニ首相を法廷侮辱罪に問う可能性があるとも警告した。その場合、ギラニ氏は首相の辞任に追い込まれる。地元メディ アは、ギラニ氏が事態の収拾を図るため、ザルダリ大統領に辞意を伝えたと報じている。一方でアワン情報放送相は、ギラニ氏が19日に出廷すると語った。

ザルダリ氏の汚職疑惑をめぐっては、ムシャラフ政権(当時)が2007年、ザルダリ氏ら約8千人に恩赦を与えたが、最高裁は09年に恩赦を無効化し、全 事件の刑事手続きが再開された。ザルダリ氏の場合、スイスの銀行口座の実態解明が必要とされているが、政府は大統領には免責特権があるとして応じていな い。

最高裁は今月10日、政府が判決を履行しないことに苛立(いらだ)ちをあらわにし、被選挙権の剥奪などでザルダリ氏やギラニ氏を事実上解任する意向をちらつかせて審理の再開を迫っていた。

最高裁はこのほか、ザルダリ政権が軍事クーデターを恐れて米軍に協力を要請するメモを送ったとの疑惑も調査中。政権と軍の対立が激化する中、ザルダリ氏は14日、キヤニ陸軍参謀長と会談し、衝突回避に向けた“和解ムード”を演出した。

軍は最高裁による政権追い込みを後押ししているとの見方もあることから、ザルダリ氏が土壇場で軍懐柔を図った可能性もある。

一方、国会では16日、与党が提出した、民主主義の支持を問う決議案の採決を行う。民主的に選ばれた政権が司法と軍よりも優位であることを明確にし政権の事実上の信任を取り付けることで、軍と最高裁への反転攻勢としたい考えだ。

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